霧の中のお別れ

mklasohi2007-11-14

これは本来見るはずのなかった昨晩の西安駅です。

昨日、霧のため、飛行機が飛ばず、急遽、夜汽車に切り替え、14時間揺られて、今日お昼過ぎに戻ってきた。今夜の大1の授業に間に合わせるためだ。書いてしまえば2行で事足りるが、真っ白な霧の中、飛行場でお腹をすかせて待った6時間、私の乗るはずの便がキャンセルされ航空会社とやりあった20分(変更便は次の日の夜11時までないとのたまふ)、西安の大学で教えている院生のお兄さんに夜汽車の寝台切符を取ってもらって急ぎバスで市内に引き返し、鐘楼の前で捕まらぬタクシーにイラつきながら、彼を西安駅広場のオリンピックカウントダウン時計台の前でお待たせした1時間。
 平謝りで、駅前でラーメンを食べながら、「秦の始皇帝は私を武漢に帰したくなかったのかな」などと漂う霧の中で冗談を言った。すっかりお世話になりっぱなしだった。

寝台車は窮屈な一番上しか空いてなかったが、朝は汽車の中、「ニュウナイ、ニュウナイ、イークヮイチェンロー(牛乳一杯一元だよ)」と売りに来た熱い牛乳を飲んで戻ってきた。一杯の温かさが今日の元気の素。

 西安の5日間はまたぼちぼちと。