生命の樹

部屋がブロードバンドになったのはいいが、大学の教育ネットでなくなったために、図書館の電子雑誌の論文などは計算機センターへ行って見るしかないことがわかった。急に気温が下がり、やや風邪気味の今日は諦めた。
夕方、上海の易解放さんから久しぶりにメールを頂いた。昨日上海で出た記事が添付してあった。03年からご主人と一緒に内蒙古で始めた彼女の活動は東方衛視(テレビ)をはじめ、中国メディアに何度か紹介されている。偶然だが、中国ビジネスにも2005年の9月号16−17ページに登場されている。
日本で安定した暮らしをしていた易さんが植林を始めた理由に胸を突かれない人はいないだろう。中国での植林は息子さんの遺志だ。
7年前、当時大学生だったご子息を交通事故で亡くし、嘆き暮らした2年後ふと死の2週間前に「僕は卒業したら中国に帰って植林をしたい」と漏らしていたことを思い出した。上海に戻り、内蒙古砂漠に110万本を目指して植林を始め、既に10万本のポプラが育っているそうだ。最初の資金は事故の保険金だ。
息子さんの命が緑の木に蘇えっている。涙を力に変えて生きる人。来年の植林は4−5月だそうです。私も必ずいつか参加させていただこうと思っているが皆さんもいかがですか。