絵葉書の中の母国

急に秋が深くなってすずかけの木は黄色に染まり、雨が道に黄色や茶色の落ち葉を貼り付けて行く。出かけて行くときコートを羽織ってもまだなお寒かった。
昨日、日本人の方からお土産・柿の葉寿司を頂いた。夜、けんちん汁のようなものを作って一緒に食べた。暖かい汁物、生まれた国の味と言うものは母なるものに看護されているように、体の中に優しく沁みこんでいく。Iさんと、保存食・お寿司を発明した人にも感謝したい。
最近「Yokoso Japan」キャンペーンの10分ほどのPRビデオを手に入れた。学生と見たが、なかなかうっとり恋しい出来ばえ。1月−2月にかけての政府のキャンペーンだったのでご覧になった方は大勢いらっしゃるでしょう。日本の四季の美しさを見事に伝えています。(さすがキャンペーンビデオ!)世界の日本語教師の方、まだでしたらYouTubeにありそうですから探して学生さんとご覧になってください。今日は中国からアクセスができません(><)。
急に冷えた晩はおでんや鍋焼きうどん。鎌倉の秋や、和菓子の店にならぶ美しい練りきり。稲刈りの後の青空。絵葉書の中に恋しく思うものがある。