仕事ときどき研究

夜、指導教官のサロンで修士論文の一回目の中間発表会(開題)があった。実は先生は文字、修辞法が本当のご専門だから、「説文解字」などをやる人が殆ど。説文解字の「示部」や「犬部」「髪部」などだ。それはそれで中国人の認知的な面を知ることができるかもしれないがやはり方向は違う。新しい分野は同じドクターコースの英語科の助教授などと切磋琢磨するしかない。英中対比をテーマに入った人たちだ。応用言語学としてはやはり英語科の方が先進的だ。
「日中の文字教育政策」をテーマにしている院生に資料探してほしいと頼まれ困った。連休前、多少探して、信頼がおけるものかどうかざっと目を通すのに3晩かかった。日本人だからって何でもわかるわけじゃない、ここまでと勘弁してもらった。
 ところで昨春作成した語彙集の謝礼を財大の先生をしているZさんが届けてくれた。4度、5度と見直した校正料は支払われないということで、総額はたいしたことはないが、忘れた頃の臨時収入はウレシイ。秋の学会のお知らせなどもあるから、これで行ってこようかな〜。