そこにいた人

夕方、大きなバスが止まった。解放軍の教練たちがやってきたのだ。今年も新1年生の軍事練習が始まるんだと思いながらすれ違う。日本でこういう訓練があったらどうなんだろう。
昨日、今日でほぼドクターコースの基本的手続きが終わった。あちらへ行かされ、こちらで待たされ、実は安心して学ぶ環境が整うまでにはまだいくつか解決しなければならない問題があるが、相談にいっても、博士生なんだから自分でできるでしょうと冷たい。必須科目に「マルクス主義と新思潮」という科目があって思わず目まいがしたが、外国人は履修する必要がないと確認できて、ほっと一息。明日はまた教えるほうの授業があるので自分のことは一先ず置いておく。
メールを頂戴していたソフトウェア学部専門に日本語の先生として新任されたHさんにもお目にかかった。また、今年は日本人留学生も5〜6人に増えたらしく、孤軍奮闘の日本代表のような悲壮感を持たずに暮らせそうなので嬉しい。
出会いとちょっぴり別れも…。光の透ける並木を渡る風にしばし心が揺さぶられた。