西の果て

来週は家族が来てカシュガルまで出かけたいというので旅行社に聞きに行った。夏の旅行シーズンとあって一時間のカシュガルまで飛行機代が結構高い。こちらの人に聞くと、ウルムチのバザールとあまり変わらず、カナスの湖やイーリーの草原などがいいという意見もある。が、パキスタンまで百数十キロの地点、中国も西の果てだ。来年もとか、新疆大学にとか言って下さるが、実際はつぎは何時になるかわからない。希望の調整に手間取ったが、なんとか行ってみることになった。
唐玄奘和尚も、絹の道をローマまで行った商人もその心身の強靭さを改めて思う。清の乾隆帝のお妃の一人香妃はカシュガルから来ている。
ウルムチから往復の飛行機はタクラマカン砂漠の上を夜、飛ぶ。月の光でも照らしてくれればいいけれど、らくだは見つかりっこないでしょうね。

　写真は「アドュレス」というウイグルの絹織物。日本の絣を鮮やかにしたようでワンピースやテーブル掛けにも使われている。