mklaoshi医者に行く

はじめて校内の病院へ行った。
今まで風邪を引いても、売薬と周り皆から盛んに勧められる「お湯を飲む」との方法で治り、行く必要がなかった。
 今回は皮膚科。ことは2ヶ月前、長沙の郊外で過ごした日にさかのぼり、足を何か虫にでも刺されたようで、ちょっとした虫刺されと高をくくっていたらいつまでも治らない。それどころか、昨日から顔まで痒くなり目元もはれぼったく、花のカンバセ(?)が台無し。面倒な皮膚病にでもなったのではと急に心配になって、授業が終わってから午後一で診てもらうことにした。
 初診料1.5元。外の歯医者にくらべて安い。帳面式カルテを手に皮膚科の前で待っていると、他にも学生やら、おじさんやらやってくる。不明なことは近くの人に気安く聞く方で、「皮膚科はここでいいんですよね……あなたはどうしたの?」と個人情報まで聞いちゃったのに、明るく学生が「痛くも痒くもないけど、こうなんですよ」とTシャツをめくってお腹を見せてくれた。シャツまでめくってくれなくてもよかったんだけど(笑)。
 10分ほどして女医さんが来て鍵を開けた。一番先に待っていたから、入ろうとすると知らないおじさんが横入りしかけた。オイオイ、「順番で」のオーラで押しとめる。
 診察室のドアを閉めようとすると女医さんがドアは空けておいてという。「診察は?医師の秘守義務は」と思いつつ、一通り説明。「これはもしかしたら恐い皮膚病気…?」mk。「それは違います。単なる皮膚炎、アレルギー反応ですね。薬をもらってもう一度きてください、用法を説明しますから」と女医さん。大したものではないと言われるととたんに効き目が現れる私。
 塗り薬2種、飲み薬1種。41元。外教には保険はないけれど、校内の病院なら外事所が払い戻してくれる。カルテは自分で保管というのが日本と違うところ。
 薬をもらってすぐ診察室に戻ると、例のおじさんがやっぱり横はいりして診てもらっていた。頑張るねー、おじさん。