魔法瓶の呪い

mklasohi2007-03-29

今日は授業のない日だが、来週から始まる院生の授業の準備などしていると、PCがシャットダウンしたり、頼みもしないHPが勝手に立ち上がってくる。今、ウイルスと鼠はやりたい放題。昨日も学生に遅くまでウイルス駆除してもらったけれど、今のところ戦いに勝利していない。何かと支障がある。
3年生のアンケート調査の内容をチェックしていて思わず笑う。将来の進路、副専攻に関する調査、ネットショッピングの利用度など、ほとんどが大学生の生活に密着したものだが、中に、「魔法瓶の紛失について」というのがある。
これは中国の大学生活ならではの問題だろう。彼らは4人一部屋で暮らし、基本的に火が使えずお湯も沸かせないので、魔法瓶を持って寮の外にある湯沸し所に行き入れてくる。湯沸し所も朝、昼、夕方、の2時間ずつしか開いていないので、その時間になると大きな魔法瓶を下げた学生たちが大勢やってくる。
そんな事情から、食事や、買い物にいくついでに汲む人も多い。時間内に汲みいけなかった人が持っていってしまうこともあるのだろう。そこで、調査は「どこでなくしましたか」から「中にお湯が入っていましたか」などと続くが、「魔法瓶に印をつけましたか」の選択肢に、署名、住所番号、絵、などに並んで「盗人に対するのろい」というのがある。
「ぬすっとに対する呪い」。この魔法瓶を盗むとあなたは…、きっと書いている人も多いのだろう。魔法瓶を盗むとどんな呪いがかかるのか、今度、魔法瓶を見てみたい。
 写真はキャンパス内に新しくできたパン屋さん。甘めの似たようなパンばかりだけど、ま、ちょくちょく寄ると思います。
午後は用事で外出してきます。