Quick lunch

午前の授業を終え、お昼をAlexと一緒に食べた。医学部で英語を教えていたアメリカ人の若い先生で、いまは他のところで仕事をしている。背が高くてハンサム、以前PCにソフトを入れてもらったこともある。頼みごとがあると言われていた。
Quick lunchのはずが、結局2時半ごろまでいろいろと話をした。
 初めて知ったのだが、彼は以前NYのアメリカンシアター(ABT)のバレーダンサーだったのだそうだ。20歳のときに、どうしても勉強がしたくなって辞め、大学で社会学とダンスを学んだ。日本では踊りが主・副専攻である大学はあまりないと思うが、かのマドンナも名門ミシガン大学でダンスを学んでいる。
 深く、静かに物を考え、嘘は黙ったまま見破られるそんな感じの人だが、思想を言葉ではなく孤独な鏡の中で表現してきた人だからだったからなのか。それにしてもバリシニコフが率いた(る?)バレーカンパニー、そんなところで踊れる人なんてそういないでしょう。いつかまた踊ってほしい。
 忙しそうだけど、どうやってリラックスしているのと聞かれた。春節には長沙にも行ったし、中国で暮らしていること自体を楽しんでいるのと答えた。
 仕事の手を止めてABTのHPを見ると、シカゴでロミオとジュリエットをやるようですね。思わずうっとり。今度、武漢にどこかバレー団がやってきたらなんとか行こうっと。
 それぞれの人生にある中国の街角で出会うことの不思議・・・。