TAXI!

mklasohi2007-02-22

タクシーに乗るといつもよくこんな運転ができるなと感心する。それにしても16日に武昌駅まで乗ったタクシーはリュックベッソン監督映画並みの?べらぼう運転だった。
乗るなり飛ばしていく。わわわ、そこは路肩みたいなところ、普通、車はそんなスピードでそこを走らないでしょう、わ、わ、わ、その隙間に突っ込み横に切り込んでいくの?
はらはら、どきどきのカーチェイスではなくて、タクシードライビングで武昌駅に近いトンネル前まであっと言う間に来た。
ところがそこも車がギュウギュウと無秩序に詰まっている。運転手さん、それを見て「混んでんなぁ」と言ったかと思うと、突然、めがね橋型のトンネルの対向車側を走り!(目を疑う)、出口の流れに横入りしたかと思うと「間に合わないからここで下りてくれ」と。え?私の乗る電車なら、これだけ飛ばしたのだからまだ50分以上もある。
武昌駅に行ったことのある人なら頭に浮かぶだろう。コンクリートの崖にはさまれたサイドウォークもちゃんとないめちゃくちゃな道だ。車で詰まった道、空気も悪い。荷物を持って歩けば15分や20分はかかるだろう。先がどのくらいも思い出せない。そこを歩けというのだ。何のためにタクシーに乗ったのか?
私は外国人ですよ、道がよく分かりません。ときっぱり言うと、「え?外国人だったの?」といろいろと聞き始めた。長沙行きなら、ずい分時間があるじゃんとか言いつつも流石に下ろすのは悪いと諦めたようだった。
予約か何かがあったらしい。思えば、手を上げて車をとめた時に「武昌駅?」と一瞬考えて、「乗って」と言ったのは、飛ばして予約に間に合わせようという計算だったのだろう。
結局、駅の100メートル以上前で下ろされたが、もしあの時、対向車側を走って横入りした所で下ろされたら、タクシー会社に通報しただろう。
いつも<べらぼう>に負けない気概をどこかに持って行動する必要がありますね。
写真は長沙の駅。