長沙の街で

mklasohi2007-02-21

列車の時間の都合で16日と18日は長沙市内に泊まった。
春節時期のホテルは狙い目だ。3星ホテルが128元、18日は春節初日、少しゴージャスにと思って予約していた4星ホテルも268元とずい分安くなっていた。たしかに春節は家族が揃う日、「我が家」が一番のねぐらなのだから、ホテルは閑古鳥のはずだ。眺めのいい部屋を用意してくれた。
 恩師(女性)の教えは一人旅をしないこと、学生にご馳走すること、同じ皿から取ることを嫌がらないことだったが、ちょっと掟を破って一人で歩く。朝1人でホテルのバイキングもつまらないため、朝食用にパン屋さんを捜しに行き、ついでにネットカフェに入って家に連絡、ライトアップされた天心閣なども見てきた。
 南の人はお正月に餃子を食べないので、お店に入って水餃子を注文すると、つぶした唐辛子と一緒にゆでた水餃子がでてきた。さすが四川・湖北とならんで辛い物好きの湖南省だ。
 教えを守らず痛い目にあってもいけない。自由さはあるものの本来甘えっ子で育っているので本当は人と一緒がいい。16日に泊まったホテルは隣が中医病院、大きな部屋では恐くてTVをつけて眠り何度も目が覚めた(笑)。
 1人で海を越えて中国に来ることができても、暗いところはコワイというとLさんから「面白い」と笑われた。17日午前はLさんと第一師範などを回った。毛沢東が学び教えた学校で、意外にも洋風のどこか女子大風な建物、図書館がアラブ風の建物でそれに「中国と世界を改造しよう」と大きく書かれていた。気宇壮大。
 
 大晦日で展示室も休館で入れないよと言いつつ、管理人のおじさんが、若い人にチップをくれれば外を案内するよと言うので、言われるままに若いお兄さんに10元を渡した。展示室は勿論入れないが、本来1人15元の入館料なので、悪くはなかった。Lさんが「彼が10元稼ぐのは楽じゃないはずだ」と言っていた。
第一師範からは長江の支流・湘江に歩いていける。川の中に橘子洲という中の島があり、毛沢東が詠んだ詞もあるが、忘れた(笑)。なじみのある武漢の長江と比べ、湘江は薄エメラルド色でこれも女性的に見える。
中国を変えようと理想に燃えていた日の毛沢東の過ごした場所。若き日の毛沢東は絵や写真で見てもなかなかカッコいいです。この写真は第一師範の前のレストラン。おじさんになった毛沢東。