藍天の鷹

今夜はこの大学内で日本に留学経験のある教授等を集めた新年会があった。長期・短期をあわせ100名以上に登るという。中には長江学者と呼ばれる学術会の殿堂入りの中国でも著名な学者もいるそうだ。ここ5年ほど諸般の事情からこの集まりはなかったそうだが、今年は日中国交35周年ということで温家宝首相も来日が決定しており、留学経験者でも友好活動を盛り上げていこうという考えがあるようだ。そのため、武漢日系企業の方などにもお声をかけることになった。
立食式のパーティとゲームで和やかな雰囲気の裡、無事終了。日本語学科教師全員では「昴」を歌った。何か披露することに意義があるということですね。
 30日にも外国語学部主催の新年会が予定されている。そこでも歌を歌うから練習しておいてくださいと中国の歌のmp3を渡されていた。しらない革命時の歌ばかりなのでここ数日、聞いていたのだけれど、二転三転、また新しい曲を貰った。あらら、と思いながら聞いてみると、これが、悠然と藍天に飛ぶ鷹を感じるよい歌詞。CCTV「感動中国」のテーマ曲でもあり、2005年の春節晩聯歓会(中国版紅白)で韓紅という女性歌手が歌って、人気を博した曲だ。昨年の青蔵鉄道開通の記念の歌ということですね。
 空の青、眼下に鉄道が敷かれた喜び。広々としたチベットへのあこがれが空翔る鷹の目線で迫ってくる。そう思いませんか。ぶらりと旅にでるかわりに聞きながら想像の翼を広げています。
                  
 (天路)mk的訳


 朝早く青々とした草の上に立ち、神鷹が 曙光をまとい、吉祥雲のよう、青空を掠め飛ぶのを見た 西蔵チベット)族の子どもたちに幸せをもたらかすかのように 藍天を掠め飛ぶのを

 たそがれ時、高い高い山の上に立ち、鉄道が私たちのふるさとにやってくるのを見た 一匹の長い長い龍のように山を越え、峰を巡り 雪の高原に幸せと健康を連れてくる  雪の高原に幸せと健康を連れてくる

 あれは一筋の不思議な天に続く路 祖国のぬくもりを辺境へ運んでくる これからは 高い山も越えて、遠くへも行ける  いろんな民族が一同に集まることもできる

 あれは一筋の不思議な天への路 私たちを人の世の天国へと連れて行く はだか麦の酒も、バター茶も 香りと甘みがいっそう増してくる  幸せの歌声は四方に響き渡る   幸せの歌声は四方に響き渡る



個人製作バージョン「天路」を見つけました。雰囲気を伝えています。