ささやかな満足の一日

mklasohi2007-01-19

夕方、ブーツのかかとを直しに行った。市場に連なる小さいアーケードに、すそ上げミシンのおばさんや、靴の修理のおじさん、おばさんの椅子が並んでいる。
「冬は道が滑りやすいから」(先週、危うく滑りかけた)というと、おじさんが真っ黒な指先で上手にかかとの形にあて底を切りながら「私が直したら、二度と滑りませんよ」と言いながら修理してくれた。中国では何度か騙されているけれど、懲りずにプロの言うことは基本的に信じることにしている。
「次も又きてね」と言いつつまけてくれる野菜売りのおばさん、「ちょっと見かけなかったね。」と聞いてくるお豆腐屋のおばさん。市場は屋根はあるものの、野外も同然だから冬・夏は厳しいだろう。
 5月に青島で「日中ボディランゲジと音声シンポジウム」があり、行きたいと思うが授業のある週だ。章さんに「言語(日本語教育教材)とジェンダー」で発表したらと勧めてみた。中国にはあまりこういった観点が育っていないと思う。中国語を同様の観点からみるのも面白いだろう。
 今日は日本語関係の本を読んだりDVDを見たり、久しぶりに休みらしい休みを過ごせた。転ばぬ先のブーツも直り、湯葉と野菜で夕食も作ったし、ささやかながら満足な一日だった。