小さい演劇コンテスト

休みを利用して5分〜7分程度の劇の準備をしておくように2年会話クラスに言っておいた。創作でもいいとしたが、結果は日本の昔話「ねずみの嫁入り」「鶴の恩返し」「毒入りのご馳走」を題材に、短いながら立派な劇を見せてくれた。
優勝チームは「毒入りのご馳走」チーム。嫁姑の争いがみんなの笑いを誘った。クラスメートの審査結果であり、私の点は入れていない。
こうした様々な活動では、思いがけない学生が力を発揮することが往々にしてある。
作文も、会話でうまく話せない学生が、哲学的な美しい文章が書けることもあるし、(それが中国的表現なのを日本語らしい表現にもっていかねばならい苦労もあるが)、文章もあくまで稚拙でも、思考力の高さと創造性、ウィットに富む人間的余裕が伺えることがある。学生を一面的に評価しないためにも、角度を変えてそれぞれに活躍の場を与えたい。
今日の演技賞は半年遅れて、中国文学部から転学してきたCさん。「日本語が一番下手な学生より」とメールをくれたこともあったが、堂々とした「イジワル姑」の演技は、遅れて下手かどうかは問題ではないことを皆にも知らせてくれた。
 私自身も楽しませてもらった。また、学生の力を引き出す企画を考えていきたいと思う。
昨日の夜、余りの寒さに目が覚めて布団を引っ張り出した。今日からこのゲストハウスにも暖房が入った。
 sava様のところからもらってきたYouTubeで聞くVictoria de Los Angeles - O Mio Babbino Caro[私のお父さん]をお奨めしたいと思います。