オンとオフのタイミング

慣れたと思っても、難易度が上がるのが中国的進行。10日ぐらい前に「8日から運動会があるので連休」になると聞いていた。去年はこの休みを利用して北京に行った。充実した休日だった。今年はいつだろうと想像していたが、10日ぐらい前にやっと今週半ばからだと分かった。今回遠出はできそうにないが、先週の緊密スケジュールもこれで休養ができるのだから、とこなした。だから先夜遅く授業準備が終わった時には、あと4時間の授業をこなすと休みがやってくるのだと思わず頬が緩んだものだ。
教室に行くと、クラス委員が「運動会は9日ですから、明日は授業があります」という。「え?」と言っている学生もいるし、わからないので若い先生に確認すると「連絡が遅れました。授業はあります」・・・ああ、そうなんだ、あるんだ・・・。これは午後遅い授業だから長い一日、疲れた体で用意をするのはやめて、あいた午前中やることにした。
おはよう、雲ひとつ無い空。さ、きちんと準備して一日を過ごそう。
すると朝一でクラス委員からメッセージ。「今日は、予行演習がありますからみんな授業にでられません」・・・しばし絶句。
運動会みたいな大勢の人が動員される行事が直前まであっちにずれたりこっちにずれたりする<感触>がどうも日本人には着いて行きがたい。力のオン・オフのタイミングがずれて精密機械が故障しそうな(笑)。かなりなんとでもなる私がそう感じるのだから、日中ビジネス最前線でご活躍中の方のご苦労はいかばかりか。
 改めて昨晩、断っていた章さんに「いけるようになった」と連絡した。午後プールに誘われている。その間にも3年生が音楽会進行の翻訳をしたから明日までに見てほしいなどと言ってくる「明日まで?」 トルコの格言?明日できることは今日するな。
外は錦秋、オンとオフを上手に切り替えこの秋の美しさを楽しみたい。