ひとりごと

心がストンと良いところに落ち着く日もある。合歓の花が咲き、涼風が吹いて、人と歩いてその路が自分をまたあるべきところに戻してくれたと思える宵など。人生のうちの20分間が次の道筋を指ししめしてくれることもある。自分を(凪ぐ)さめ、育て楽しませる時間。<慰める>のではなくて。そんな時間が自分を生かしつづける。
永遠の仙女になって合歓の花を降らせ、誰かを守る。夜と風と合歓の木の間。