ミルクティ流行らせ計画

 学生にミルクティを流行らせる・・・私のちいさな中国革命。奶茶といって、リプトンなどのインスタントや喫茶店のメニューにもあるがコーヒーと並んで、まだメジャーな飲み物ではない。どちらも喫茶店で28元ぐらいが一般的。学食でワンタン2元と思うと嗜好品の最たるもの。日本でワンタン600円として8400円。実際の兌換率は14円程度だが、よく中国の1元は日本の100円と考えるといいと言うので、ワンタン200円としてもコーヒー一杯2800円の世界である。国際化が進む中で北京では10元で王府井の地下鉄で結構おいしいコーヒーが飲めた。流れとしてはある。マクドナルドで5元のコーヒーで休む人もいるようだが、静かに寛ぐcaféとは言えない。
 余計なお世話をちょっとすることで、それに附帯する文化的雰囲気や時間の流れ方、物の見方の変化を楽しんで欲しいという気持ちがある。私の部屋にきて「先生、ミルクティ飲みたいです」というようになったY君、コーヒーを寮でも買って飲むようになった女子学生もいる。
 ものをちっちゃく動かしてみるのは結構楽しい。