狼牙月

大会の準備に追われる午後。
5月13日といえば武漢に台湾の人気歌手・周傑倫がやってくる日。武漢の日本人の方々にも愛傑迷がいらっしゃる。チケットは最高1200元という話だ。スピーチコンテストの司会をつとめる四年生Y君も大ファンで、去年、中国の有名人として作文で紹介してくれた。
 周傑倫の歌の人気の秘密はいろいろとあると思うが、私には、その中国風なメロディとアレンジ、それから作詞家方丈山の書いた歌詞がなんとも魅力的。「狼牙月 伊人憔悴・・・」狼の牙の月 やつれたあなたの影を映す(?)唐詩宋詞のようなイメージをもって響いてくる。ただ、訳してみようとすると至難の技。ロジックより、古典の言葉や口語を折り合わせた創造の中国詩の世界。宋詞も当時は歌われていたわけだから、月や花に映して見る思いがどのように演奏されていたかとイメージがつながってゆく。
 コンテストを抜け出して何とか行けないかな。Y君とストレス解消に話し合う。
どう見ても行けないよね(笑)。
 宋詞のことなら武漢大学留学中の熊猫先生がご専門。http://blogs.yahoo.co.jp/ctzx531_fengxu