韶山ツアー(5月2日)

mklasohi2006-05-05

市内観光の予定が、旅行社のバスに置いてきぼりにされ(失態その3)、やむなく翌日に予定していた韶山ツアーに章さんと参加。一人135元。韶山は長沙から80km、毛沢東の生家がある場所だ。
目的地へ向かうツアーバスの中、ガイドのお姉さんが「紅い太陽が昇った地、韶山」と形容するや、備え付けTVで毛沢東を称える歌のメドレー、生誕100年映画が始まる。お隣に座った、背筋の伸びたおば様がどの歌も高らかに清らかに歌われるので、かような歌と伴に成長された方なのだと納得。毛沢東、万歳、万歳、万々歳♪というような歌詞。
この日の目的は<だから>毛沢東14歳まで育った故居を見ることにあったのだが、最初に連れて行かれたロープウェイに、上り下り計2時間半、並ばされ、結局、故居にたどりついたときは閉館というとんでもない段取だった。劉少奇の故居に立ち寄る予定も時間切れ。費用の一部をバックしてくれたが、参加者皆、先に山などに行かなくともと、まっとうな意見だった。しかも死に物狂いの中国・黄金週。ロープウェイがやってくる時間は同じ、日本でなら、2列か3列で粛々と進むだろう。ところが我先にと、ねじり込む、柵を越えて入ってくる人もいて、苦しい団子になって進む、サウナ状態。並んだことを深く後悔。
ツアーで一緒になった人たちは、長沙の大学で行われている「エスペラント語会議」に出席するため、広州やモンゴルなど各地から、来たそうで、小学校の先生や、お隣のおば様は学校の管理者だということだった。ポーランドザメンホフが考案した世界共通語・エスペラント語、母音は日本語と同じく5つ、文字は28文字だそうだ。なぜそれを勉強するのですかと聞いたら「世界平和のため」だということだった。ただ、その中の一人、寧波から来た国際貿易会社の社長に激しく付きまとわれ、一苦労した。実は、中国でけっこう気に入られてしまう。他の方もきっとそうでしょう。日本女性に対する思い込みからかな。やれやれ、日中友好も楽じゃない、なんという故居ツアー。