Angel’s  City

mklasohi2006-04-29

青空が緑をより輝かせている。今週書けなかった日記を思いつくまま。
木曜日は授業の無い日、午前中Lamaさん、Karenさんに誘われてInternational Women’s Groupの ランチに行った。漢口の「天使之城(Angel’s City)」というイタリアン。天津路と洞庭街の交差するところにあり、江漢路からも歩いていける距離。外の壁にペンキで書かれた店の名の趣味はどう?だが、店内に一歩入るや、ドイツ人オーナーがそのおじいさんが住んでいた家を改造して作ったレストランだということで、コーヒーの芳香が室内を包み、まるで東京・広尾や代官山にある小さいレストランみたいな雰囲気。前菜、サラダ2種、スープ、パン、パスタ3種、ピザ3種、ケーキ3種コーヒーがついて60元。肉・魚がないのがやや寂しいが、別にご注文いただけますよと言ったウェーターさんも穏やかで親切、そこそこの洋食の味と雰囲気が楽しめる。ドイツ人オーナー、料理はイタリアン、かかっている曲はアニタ・オディの甘いジャズ、でコンセプトは?、と問うならとても大きいくくりになるけれど、武漢としては貴重な洋風レストラン。

 また、この江漢路あたり武漢の旧租界の建物が続いている。洋風ビルに派手な下着が干してあったり、門口に炉をおいて大鍋で何か炒めている人がいたり、建物の顔、人の生活、写真の好きな人ならシャッターを押したくてゾクゾクするだろう。私も何枚も絵を描くように撮った。

夜は、4年生H君Y君と日本料理を食べにいった。いつも2元のワンタンか、3元の麺類の私がなんでまた豪華な食事を昼夜つづけるかだが、漢口まで行く時間がとれず、のびのびになっていた約束、この日を逃すともうない。こうなれば約束を果たすことにド根性を使う人間。江漢路ちかくスーパー「大福源」裏の「漢和京都」へ行く。実は私は2度目だが、武漢の皆さんご存知の夜9時からの88元食べ放題が今、お昼でもOk(6月4日までとあった)。お寿司、てんぷら、そこそこのレベル。彼らは日本料理が始めて、おいしいといいながらも食後の感想は「おなか一杯なのになにも食べていない感じ。それに高い!」(今回は割り勘、日本酒は私がもち160元)
 折角なので別に日本酒(68元)をとって乾杯。H君が「この三人でまた会えますように。上海でも深圳でも武漢でもいいから」と言った。Y君は深圳の企業。2人は4年男子のトップを争う成績でH君の行く日系企業は日本の大学生人気ナンバー5に入っている。彼等との時間は笑いに満ちていた。
 この日だって、午後、解放公園に寄ると公園は大規模改造中。トラックは何台も走ってくるし、そこかしこ掘り返され、公園というより大きな工事現場になっている。H君は買ったばかりのスーツケースを引いてぬかるんだ路を歩かなければならない。ただでさえ公園にスーツケースは珍しい。
脇門を出るとすずかけの木が道路の両側を覆う緑溢れる路が気持ちよかった。Y君が教えてくれた京劇の一節をなぞってみると、H君が「出藍の誉れ」とほめてくれた。「苏三离了洪桐县,将身来在大街前〜」お聞かせできなくて残念(笑)。