New Years Concert

雨の1月3日、メールが出せない向きを中心に何とか27枚の年賀状を今頃書いた。すみません今頃で。
 学内の郵便局に行く。切手をたくさん貼っていると、局員の人が話しかけてくる。日本はお正月なんですよ、周りにその感覚がないのでちょっと寂しいというと、時間があったらいつでも話しにくればと言ってくれる。中国では若く見られて嬉しい。が、変な人に言い寄られたこともあったな。
 夜、「魅力長江」と銘打ったニューイヤーズコンサートに外事処がまた連れて行ってくれた。Karenさん、ドイツ人留学生の女性といっしょ、今夜は一人400元のチケット。中国伝統音楽だと聞いていたが、実際は、西洋音楽がほとんどで、テノール、ソプラノ、アルト歌手の歌声を聞く2時間だった。
 オペラ歌手は世界水準といってもいいが、聴衆は成熟していない。日本であれば聴衆全体が一つの演奏や歌を息を潜めて聴き、最後の消えゆく音符にかなりふさわしいタイミングで拍手が起こる。そこに余韻と満足が生み出されてくる。ああ、ドアを次々音を立てて入ってくる、席がどこだかって大声でけんか腰、携帯を切らない人・・・その上、インターミッションのあと、オペラ座の怪人と恋人の愛のデュエットはすでに始まっている。そこに休憩終了の鐘の音がゴーンゴーンと平気でかぶる、ってありえないことが起こる。
 前にも言ったけれどオリンピック大丈夫かなぁ。でもchaoticな中に皆なんとか詰め込まれていくのも中国の力かもしれない。