こころやさしき秋刀魚定食

 雨が降って、ずずかけの木の葉がずい分落ちている。武漢の秋も深まってきた。
午後、可愛い学生と亜貿(アジア貿易センター)の日本レストランに行った。いつもご馳走でしてもらっているから今日は私がご馳走します、というのだ。成績優秀で奨学金が入ったからだという。学生の奨学金なら、こちらがお祝いしてあげたいのに、これが彼女の可愛い気持ちなのだから、今回は敢えて甘んじてご馳走になることにした。
久しぶりの秋刀魚定食(?)。お店の人がレモンをかけてくれてこれは魚の臭みをとるためです・・・と講釈してくれるので、笑って「知っていますよ。日本人なので」というと「班門弄斧(釈迦に説法)でしたか」とおじさんも笑う。塗りのお弁当箱にかっぱ巻きや茶碗蒸しが入っている。秋刀魚は冷凍なのかちょっとぱさついていたが、茶碗蒸しはなかなか。ここは、日本じゃないんだから、まずは合格点かな。やっぱ、日本料理っていいなぁ。
 宿舎に戻ったら友人からお味噌や梅干が届いていた。梅干がまたしみる。くぅ〜、おいしい。ありがとうございます!
 ところで今夜北京オリンピックのマスコットが決まったそうです。五輪色の5人の女の子。魚の形の貝貝(beibei)、パンダの形の晶晶(jingjing)、聖火をかたどる歓歓(huanhuan)、チベットカモシカの迎迎(yingying)、燕の形の妮妮(nini)、この5つの名前の音をあわせて「北京欢迎你|(北京はあなたを歓迎します・北京へようこそ)ということだそうだ。http://olympic.people.com.cn/GB/22192/55313/55317/3850435.html