仕事のこと

近くの古本屋を何軒か回っていたら、1年生のクラスを聴講している博士課程の女性にばったり会った。日本に住むご主人に来月、会いに行くということで、飛び切り熱心というか、一時は質問攻めだったが、狭い路地の店の前で「活発な授業で2時間があっという間に過ぎます」と言ってくれた。あ、それなら、良かった。
今日の1年会話クラスは「これは誰のですか?」で、グループに分かれて、持ち主当てクイズ。授業の入りは、バーベキューで食べたものを黒板に書いた。何も知らないところに平仮名でぎゅうにく・ぶたにく、とりにく・・・と書いていく。何がはじまるのかと集中力抜群、我知らずにみんな「ぶたにく・・・」と唱えている。好きなのを一人ひとつずつ言ってもらったら、「ナスを食べました。おいしかったです。」が何人もいて結構ベジタリ派だ。ともに過ごすと言葉の世界も広がりやすい。2年生は1年生より10人も多いので会話のクラスとしてはジレンマがある。
 大学院の授業(木曜の夜)では、前期の読解は現代女性の生き方の「会話のシナリオ」のような「女たちのジハード」をテキストとして選んだが(「細雪」にしないところがミソです)日本語研究の角度からの拾い物もあり興味を持ってくれている。が、割り当てた課題以外に気づいてもらいたいところがいろいろあって、時間オーバー気味で教材作りに割く時間がとれない(反省)。日本語の撥音の3つの[N]にについて答えていると9時。もともと欲張りな計画だし、レディネスの問題もあるが・・・メールでフォローするなりして、時間を有効に使っていこう。