踊りも音楽もなかなかです。

明日3日は抗日戦争勝利60周年の記念式典が北京の人民大会堂等で予定されているが、TVのチャンネルを回していると前夜祭の舞台をやっていたので、途中から見てみた。 老兵士たちが胡錦涛主席の前列で大舞台を眺めている。ミュージカル仕立の勝利までの物語で、内容的には日本人には辛いものがあるが、歌も踊りも演出もレベルの高さに思わず見てしまう。
 6月に「〔全国〕舞踊コンクール」があり、CCTVで夜連続1週間放送していた。バレエ、民族舞踊、社交ダンス、群舞、個人舞踊の各地方代表たちが、完成度の高い踊りを競うものだった。一人っ子への英才教育もさかんであるし、単純計算でも中国には熊川哲也さん並のバレエダンサーが10倍はいるだろうし、バレエの伝統も長く、各民族の舞踊の素地も反映されるから、数年もすればミュージカルやこうした総合芸術はNYではなく、北京や上海に見にいく時代になるかもしれないと思う。
今夜は若手ピアニスト朗朗(ランラン)のピアノ協奏曲「黄河」の滔滔たる演奏も思いがけない贈り物だった。次は、中国のキムタクこと李雲迪(ユン・ディー・リー)の演奏で聴いてみたいv。
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