「ラオスーラオスー ヤオ・モース」

 食堂で久しぶりに武漢名物「熱干面」(ごまだれ麺)の窓口に並ぶと、「長いこと来ませんでしたね」とお姉さんに声をかけられた。
 校内の市場では、きりっとした格好をして歩いていると、「老師、老師(ラオスー、ラオスー)」と声をかけられるし、くたびれた格好をしていると「奥さん(サオズ)」と声をかけてくるので、その日の「キマリ度」がわかる(笑)。市場の人は武漢語だから、聞き取れないところもあるが、だいたい、これも、あれも買わないかとか、その類で、特にこまったことにはならない。標準語でいうところの、「ヤオ・シャマ(何が要りますか)」が「ヤオ・モース」となる。「日本人です」と言うと「(ああ)アルペンレン(日本人)」と言われる。標準語では「リーペンレン」に近い発音。
学生は全国からくるので、各校舎の受付には「普通語(標準語)で話してください」と貼紙がされている。