堕落街への入り口

今日も雨が降りみんな長袖を着ている。
10日連続授業の4日目。けっこうヘビィ。部屋に戻ると疲れも手伝って、雨の静かさかにぼんやりしていたら、暗くなって、ほとんどが7時で終わる西側の学食が閉まってしまった。
どこの大学の近くにも堕落街(トーローチエー)と呼ばれる門前町のような町があって、食堂や、カラオケなどで学生を誘惑するから「堕落」の街と呼ばれているらしいが、そうだ、西の方から小さい路地に堕落街に通じる道があったんだ、何か売っているはずと、そのまま傘をさして、小さい門をくぐって出た。
 2メートルに満たない路地の両側に食べ物屋や、小さい本屋などの店が続いている。迷路みたいな石の路地で、赤い裸電球に浮かび上がる隠微さがいい。30年以上、路地の形は変わっていないだろう。武漢でも都市の表側だけを歩くとお目にかかれない。
あまり遠くへは行かずに、2〜3軒目のお兄さん2人の店で、もやしとニラの炒め物と茹で餃子を作ってもらい、買って帰る。炒め物6元(85円)、餃子1元(14円)。
 誰でも冒険心が掻き立てられる面白さに満ちている。