雷鳴

こんな雷鳴をきいたのは久しぶりである。もう3時間以上、大地を響かせ雨を降らせて、轟き渡っている。暗く広い天空を、目を怒らせ、飛び上がったかと思うと、降下してくる。
中国の人が龍を創造したことが理解できる。
 だんだんと長江の方へ、うねりながら、小さな雷鳴となって遠ざかっていった。