桂花の季節

mklasohi2016-10-18

全くの開店休業状態で、お客様も店じまいかとおもわれているかもしれませんね。あいすみません。
国慶節も終わり、10月も半ば。書いていないのも、ぎっくり腰が治ってからというもの、休養の数日を補うかのようにアクティブにあちこち行ったりお誘いを受けて、たとえばポンピドゥセンター館長のお話しを聞きにったりと、元気に動き回っているからです。

国慶節の1週間のお休みは、玉仏寺にミャンマーから運ばれた玉でできた美しい仏像を見に行いきました。エキゾチックで月の光のような美しさに心惹かれました。そこで美味しい精進椎茸麺を食べたり、その数日後に、上海郊外の南翔という古い街にショウロンポーを食べにいったりしました。
遠出はもみくちゃになるのでしないけれど、上海の周りをまわったり友人たちや上海に旅行にきた教え子たちと再会食事にいったりと、ばたばたしていた1週間でした。

その休みが終わってもう1週間以上たちました。そのアクティブさが尾を引いていて授業の後もでかけることもあり、先週末は交通大学で開かれた中国語言学会に話しを聞きにったり、そこにお世話になっている商務印書館の編集者の方が見えて、これまた一緒に食事にいったりと…。
秋は進んでいますが、今年は汗ばむような日がまだちょこちょことあります。そんなわけで桂花・金木犀の花も今年は少し遅い開花でした。

武漢のゲストハウスの部屋の窓の前にも、前の上海のアパートでも金木犀の木が窓の前にも植わっていて、花期の1週間ほどは良い香りに包まれるのですが、今のマンションは高層なのでなかなか匂ってきません。日曜日、お友達を誘って、桂林公園に「お花見」にいってきました。まるで日本の桜の山のように、公園内1000本の金木犀が植わっていて、香りに包まれています。1930年前後に出来た公園ですが、なかなか味わいのある建物もあります。そうしたところでお茶を飲みひまわりの種を食べて楽しんでいる人たちがおおぜい。豫園のような観光地とは違って、市民の憩いの場という様子でした。
私たちはその中にある、四教庁という茶館に入り、金木犀入りの龍井茶金木犀のお菓子を楽しみました。お茶一杯で1000円以上なので安くははありませんが、お湯を何度も足しにきてくれるし、自然な甘さの桂花�啾(金木犀のお菓子)なども美味しかったです。

金木犀はお茶をだけでなく、お団子の餡やたれ、お酒にも入れます。中国の人たちに大変愛されている花木であると感じます。

そうこうしていると、今年もあと2.5ヶ月をきったようです。疲れてついぼんやりすることもありますが、予定をこなし、かつ充実した日々を過ごしたいと思っています。