水餃子とキン斗雲

mklasohi2015-12-03

この前、日記を書いてからどのくらいたったでしょうか。ほぼ、何やらバタバタと大学と家との往復などで過ぎています。11月の下旬のお誕生日週には、上海に出張や旅行できていた教え子たちが会いに来てくれたり、友人たちとお食事したり、休みには上海のユダヤ人地区への歴史散歩会に参加したり、外出も多く、家に戻っても授業の準備を猫と遊ぶぐらいの体力しか残ってなかったのも事実です。
そして、その猫の美也緒さんも、小さいおミカンぐらいの頭の大きさから、今や大きなミカンぐらいの大きさに成長し、いまや、にゃんこ持ち前の夜行力を発揮して、真っ暗中、一人サッカーに打ち込み、スーツケースの上で遊び、授業の日は6時に起きなくてはならない私を寝不足にしています。また、一度、ベットの手すりの唐草の飾りにお腹を挟まれ、吐いて、夜お医者さんに連れて行くという一幕もありましたが、懲りてそこには近づかない知恵をつけ、やんちゃ盛り、元気に育っています。

今日は午後、大学から戻ると、元気に飛び回り、飛びかかり、そして、こっちこっちと教えてくれたのが窓の外。11月30日には上海でもPM2.5が227まで上がり、北京はその日800近い毒々しい状態でしたが、その後、風が吹き飛ばしてくれて、窓の外は、はっとする季節の美しさになっていました。猫としばらく見上げた空…。
大気汚染は日本でも報道されたようですが、面白いなぁと思ったのは、SNSで北京のスモッグの様子の短いビデオが流れてきて、見ると高層マンションがまるで雲海の中ににょきり顔を出している状態。その映像に、誰でも知っている80年代の人気ドラマ「西遊記」のテーマソングが当てられていて、まるでスモッグも孫悟空が飛び乗るキン斗雲に見えてくる。日本では考えれない数値の空気の日でさえ、人々はどっこい生きているし、これを笑いに変える中国人。
人民元IMFの国際通貨になり、経済の崩壊が始まるというような暗い記事も読みましたが、こんな笑いと希望の精神がある限り、なんとかなるんじゃないかな。中国。

食の安全問題もありましたね。私も元気にですし、多く人は元気に生きている。近くの市場で野菜や肉を買い、今日は出来合いの白菜餃子を買ってきました。先日これを、焼いてみたらとっても美味しかったので、今夜は水餃子にしてみます。