薔薇の咲く季節

mklasohi2015-06-14

ご無沙汰していました。なんといっても水曜の卒論審査会あたらりが山場で、このところ作文だけでも、コンクールの1600字作文に始まり、卒論の1−2万字を授業もしつつつ、7人分1週間で読みあげなくてはならず、疲労困憊しました。


審査会が終わってふと見た、卒業パーティの立て看板にひさしぶりにじーんとしたり。
前の大学とちがい、大学の外にすんでいるために学生の活動に参加することがありません。ああ、卒業季節が近づいてきたのだと足を止めました。そしてまた今日も一日中今学期最後のレポートなどを見なくてはなりません。働けど働けどの季節。


そうしてなぜか昨日は上海動物園に中国人の友だちに誘われ行ってきました。できるだけ週一回は気分転換を図るようにしているので、よたよた起きて、動物園へ。
思ったより人も少なくきれいな花が咲き乱れなかなかよい散歩ともなりました。というのもこの動物園は100年前にゴルフ場として作られ1950年代に西郊公園として開放されたものだそうで、ところどころ中山公園と同じように西洋風な円柱の建物などが残っています。広さから言っても北京の西太後の西洋庭園であった頤和園と何か通じるような一種の気配を感じます。動物園が貴族の博物館であったことを思い出させるような、南洋の鳥の類もたくさんいて、もうそれだけでおなかいっぱいになりました。

武漢の動物園も行ってみようと思いつつ、別の目的で近くまで行き、すでに閉門した鉄門の向こうをのぞいただけで終わっていたので、10年の中国生活で初の動物園体験。

写真の鳥は尾が京劇の役者さんのかぶり物に使われるものだそうで、
日々京劇の衣装を着て餌をついばむ雉さんとアジサイの図です。