静かな元宵節でした

上海では寒さがぶり返したのだとかで、すっかり鼻風邪さん時々咳になってしまいました。
基本的に上海の大学の教室の中は暖房が使われないので、コートが脱げず、下にどんなおしゃれをしていても意味がありません。もくもくとかつ楽しく授業をこなし、新学期のはじめの一週間が過ぎたら風邪で頭までぼうっと。

新学期は学生達もそれなりにやる気が盛り上がっています。卒論の学生も早速相談にきました。私も帰国中、日本語専門書店で学生たちの知識欲に応えられそうなよい本を探してきたので、それを教えたいとおもっています。
中国の学生の知識偏重主義をなんとかしたいのですが、それは彼らのほしい知識で満腹感もあたえつつ、目を違う方にも向けていくしかないような気がしています。


3月5日は元宵節でした。仕事が終わって中国人の友人とお鍋を食べに寄り、「本日は99元以上消費にはタンユエン(コマ団子)が付きますよ」ということでしたが、
待ってもでてこないので聞くと、人が多くて品切れだとか。「えー、そんな」とちょっと文句をいうと、
お鍋の具をおまけしますということで、山芋とサツマイモをプレゼントしてくれました。タンユエンは食べ損ねたけど、胡麻のお団子より健康的かもしれません。

それからいつもの年のように賑やかに上がる花火や、爆竹の音を期待して、耳を空にむけたのですが、帰宅途中うちの側からはパンパンと爆竹の音が聞こえてくるだけで、花火はなし。

あとで聞くと昨年末のカウントダウン事故や昨今の大気汚染を考慮して豫園のランタン祭りも花火大会も取りやめになったのだそうです。仕方ないですね。どこでも人が殺到、警備も大変ですから。そういう静かな元宵節もいいかな。風邪もひいていることだし(笑)。

さてまた書いたコラムがアップされました。
中国国内にいるかたにはとくに珍しい話ではないですが、日本とは一味違う中国のSNSの状況について書きました。
「摇一摇(ヤオイヤオ)、掃一掃(サオイサオ)−ことばから見る中国社会」
http://www.spc.jst.go.jp/experiences/impressions/impr_15001.html

明日は婦人節。何か面白いこと起きるでしょうか?