長い旅路

昨夜は都内某所で鍋焼きうどんを食べて神社のあかりに誘われて「無事またかえる、またね東京」とお賽銭を投げ入れていました。友達とあれこれ食べにいったり映画などにもいったこともそういう今年の東京の冬休みという思い出箱のなかに…

雨の上海に帰り着きました。部屋が冷え切っていたせいか寒く感じて、エアコンをきかせてほっと一息。暖かくなったので20度に下げ、久々の上海日記を書いています。
今日は羽田からでした。噂通りの炊飯器を抱えた人たちの間に30分近くに並び、空港のお土産物屋さんにもこれでもかと「白い恋人」や抹茶チョコが売られているのを横目に、春節明けで高いチケットだとおもっていたらなんとビジネスクラスだったので、ダイニング付きのラウンジやら、足が届かない広い座席やらにちょっと戸惑いつつ、居眠りしながら映画も一本見、やや豪華な機内食を食べ2時間45分の飛行機の旅。虹橋はやはりアパアートからも近いので便利です。浦東からでは160元ぐらいかかるタクシー代も40元程度でした。

タクシーを降り、雨を避けながら、盛り溢れている郵便ポストから濡れた電気代の請求書などを引っ張り出し、3階まで小さいトランクをよっこら持ち上げ登りながら、ちょっと迷惑やくざなお隣さんにもきょうはあったら「新年好!」ぐらい一言言おうかなと思っていると、私の玄関の前に帰国の前より増えたお隣さんのガラクタの山。気持ちもなえなえ。ふー。これ以上増えたら押し返してやるもん。まぁ嫌なことがあったら自分の気持ちを押し返して忘れるというのも手ですが。

雨の上海。

こちらにいる時間が長くても、日本が本拠地、自分の家のあるところ。
こちらは旅なのだから、冒険と新鮮な体験が今学期もあることでしょう。

中を片付け、電気を切っていった冷蔵庫にガラスの棚を詰め戻そうとしていたらテーブルの上のビニール袋から緑の葉っぱがちょこっと顔を出している。よく見ると小さな人参に15センチぐらい茎が伸びて緑の小さな葉っぱがでている。可愛いなぁ。

こんな風に強く健気に生きたいですね。