芝居の舞台のある夜の

昨日のお芝居は、「仲夏(Midsummer) 」、原作はスコットランドのDavid Greig という人の作品、つまり、翻訳劇でした。酒場で出会った男女の物語が、…というお話。
内容はやや展開に欠け、途中で立つ人もいましたが、(それは日本ではないでしょう)英語からの翻訳劇だけあって、Oh, Wow,uh,Oh yehなどが混じるのが面白い...それは、日本の翻訳劇とも通じます。

さて、もっとおもしろかったのが、
シアターまでの道には何軒も小さい洋服屋さんが女性の来訪を待って、灯りがともっています。
歩く道々、一軒のお店に、これからよさそうな7分そでのレースの上着が窓辺に飾ってありました。ゆっくり見てみたいとお店の中に入って、

「これ私に着れるでしょうか?」と聞きました。

お店の人が、腕を測ってくれ、
「お客さんは、私と同じように豊満タイプで、胸があって…大丈夫ですよ」と。


…「豊満タイプ」   物は言いよう。


武漢で、細身の服を、「可愛い」と見ようものなら、即、
「穿不下!(着れないよ)」と冷たい一言が飛んできて、ちょっと見ただけなのに傷つくなぁ…と思ったこともありましたが、また、そうはっきりものをいうのは武漢人なりの親切心と解説してくれた人もいましたが…


日本並みのセールストーク
中国生活で初めてのような気がします。


上海旧租界という舞台に登場する様々な人たち。灯りの下、緑の下、プールの傍、レストラン…
街があって、人がいて。