清明な気持ち

mklasohi2014-04-04

週末が清明節の連休なので、わたしは5連休、今日はお天気も良く気持ちがいいです。
清明節といえば、お墓参りと「踏青」ピクニックの季節、
緑を踏んで郊外にいく。
この写真は昨日、プールに行くときの馬車の中、じゃなくて、タクシーの中からの通りの緑です。1930年代の馬車に乗った気分でした。

清明節にまつわるニュースも流れていました。面白いのが、紙の御供えの変化。


これは死後の世界で生活に困らないように、紙で作ったお金や家、馬、人形、灯篭などを焼く風習で、紙で作った立体の二階建ての家などを焼いているところをみたこともありますし、教え子が亡くなって、クラスメートとバスを7時間乗り継いで菜の花畑の広がる農村にお墓参りに行き、おうちの方と一緒に紙銭を焼いた悲しい思い出もあります。
夕暮れ時に、湖の傍などで、紙銭を燃やしている火の色は、ものがなしい透明な赤い色に見えました。

ニュースでは、最近は、その紙のお供えに、変化がでて、アイフォンや、シャネル風のバック、ロレックス風の時計など豪華なものが売うられているということ。インタビューを受けた人は天国にいる人に喜んでもらいたいから、と答えていました。


あの世への思いも現代中国の豊かになった生活を反映しているわけですが、紙銭は「地獄の沙汰も…」という言う人もありますが、その心はやはり先祖を思う気持ち。紙を焼いて煙をあの世に届ける。
子孫たちがお墓の前で一緒に行う儀式という意味があるでしょう。お墓参りって、いさんで行ってみても、実際はできることは少ないものです…。
昨今の大気汚染問題はこれも焼くなというお達しもあったりするようですけれど。


武漢では、清明節のころは、杜牧の詩、「清明時節、雨紛紛」の通りよく雨が降りました。お茶やさんには清明前、清明後というお茶が出て、清明前のお茶は新芽で、淡い味で、清明後とくに、五月の連休のころから渋みや香りも強いお茶がでます。
上海にいくというと、残念そうにしてくれたお茶やのお兄さん元気かな、お世話になった自転車屋さんやパイナップル売りのお兄さん、市場の人たち…。

この休みは、東京で買ったipad airを持って(文字が打てるようにキーボードも買いました)あちこち散歩、素敵なカフェを書斎にしたり、泳ぎにもいこうと思います。

旧フランス租界の春をいろいろと楽しみたいと思っています。