なまりにも似た

mklasohi2014-03-14

昨日は授業のあと、ちょっと用があって、西蔵南路へ。

そしてその帰りに、上海の観光スポット田子坊のそばにできた日月光中心というショッピングモールまで歩いた。
中合肥路などの庶民的な通りを通り、変わりゆく風景を眺めた。

日月光中心はどこにでも生まれているショッピングモールと何ら変わらない。むしろ、田子坊の路の反対側にあった消えた町に気持ちが向かう。

確か思南の「思」シリーズ名前のついた小さい洋服屋さんのショーウィンドウがあった。時をかける少女的体験。以前、旅できたとき市場にあったお茶屋さんも消えている。

 ただ、日月光センターには地下2階のフードコートに湘菜(湖南料理)のコーナーを見つけた。武漢の大学の食堂に並んでいたような、レンコン料理やジャガイモといんげん豆炒めなどが並んでいるから嬉しくなって、つい並んでトレーにとってご飯とスープもついて20元。上海としてはとても安い。席を探して、4つ分幅をとっているおじさんに、ここ空いていますかと聞くと、ちょっとよけて坐らせてくれた。

まるでふるさとの味に出会ったみたいにわくわく、レンコン炒めを食べながらふと見ると、その列の小さい一つ一つのテーブルに座った人たちが、それぞれその湘菜の料理を食べている。ふるさとのなまり懐かし。
なまりは湖南と湖北では全く違いますが、食の辛さとメニューではよく似ている。きっと、湖南か湖北から上海に出てきた人たちだろうなと、親しみを覚えてみしまった。

上海で働く人たちは、たしかに身なりもよく、若い人は都会的で、隣の女性のダウンコートは相当上質なものだ。でもおいしそうに食べている梅花肉と漬物の蒸し物。これも武漢のレストランや学食でよく見かけた料理だ。


上海に来て、おっとりのんびりした豊かな上海人の学生や人たちに会う一方で、地方ことに四川や貴州などから来た学生たちは、口をそろえて「あ〜もう、上海の甘い料理はだめ。辛いものがたべた〜い」という。私も彼らに共感し、そういうお店を見つけては、母の味を見つけたように嬉しくなってしまう。



人生の8年半はやはり長い。