評書の苦労

mklasohi2013-12-22

週末、5つ目のテスト門題・4年精読のテストを作る資料探しに上海図書館へ行くつもりでしたが、寒くてくじけて家であれをしたりこれをしたり。
私の好きなCCTVの番組のひとつ「読書」http://cctv.cntv.cn/lm/dushu/index.shtmlを見ようと、
選んだのは評書演員・王玥波の巻http://tv.cntv.cn/video/C14129/1b1a2a02eba34c06b8eecd968f1c68a2

評書演員は講釈師とか講談師と訳すといいかと思います。
面白いのは講談では、その初めに定場詩という定形の詩を唸るということ。落語のまくらみたいな聴衆を取り込む作用がある。唐宋の詩詞のこともあれば、即興もものあるということ。このような形でも唐宋の詩詞は口伝されていったのですね。
それから、聊斎志異を講ずる時、最近では観衆が一斉に携帯電話で原文を調べ出し、暗記ミスがあると指摘してくると。そんな時代とは。

落語にしても講談にしても人と言うミキサーの中に入れて出てくるものが味で、オチは大事としても、はなしの一言一句合っている必要はないような気がしますが。

来年は一度聞きに行ってみようかな。タクシーにのると運転手さんが三国志などを聞いているときがあります。

まったく違う「走近科学」という番組も結構好きです。http://cctv.cntv.cn/lm/zoujinkexue/index.shtml

この司会者の語り口をまねた「走近科学体」というものもあります。ちょっと大袈裟に問題提起をして、その実たいしたこともない、という具合。

書斎の前のもみじはいよいよその葉を落として向かいの家がよく見えるようになりました。

来週の今頃は、見る風景もすでに日本です。