旅行歳月

mklasohi2013-11-25

武漢にいるとき100元は一万円とは言わないが、それなりに大事に使える金額だった。学生と数人で食事もできる。スーパーで買い物をしても、それなりにぬくぬくした買い物になった。上海も地元の市場ならその位の買い物はできるが、それ以外では、羽が生えたようにとんでいくお金になった。

昨日は誕生日を祝ってもらい、夜は上海音楽院賀緑汀ホールでハンガリーのピアニストピーター・ノギーのコンサートを聞きにいった。おそらく音楽院まで歩いても30分-40程度。運動のため歩きたかったけれど、夜になり雨と風で気温が下がったので、タクシーを利用した。武漢で初乗り6元、上海は14元。いつのまにか、この14元が安いと思うようになった。

外国人、お金持ち、普通の人、地方から出てきたなど低層で暮らすひと。それぞれのために値段の違う品物がある。わたしの牛乳は普通の人用。

ああ、この珈琲店いいなぁこんど入りたいと言ったら、若い中国人の友人に「中は小資(プチブル的)インテリアですよ」と言われた。


小資(プチブル)ということばが今でも若い人の口から出ることばであるのが面白かった。毛沢東の「身体は革命の元手(本銭)」などはいまだによく聞かれるけれど、生活の中に残る革命ことばってどのくらいのこっているのだろう。90年代のドラマでおじいちゃんが革命ことばばかり使うのを見たことがあるけれど(我愛我家)

ピアニストはリストの曲が得意で、「旅行歳月」という曲がよかった。


中国の生活も一つの旅行、月日は百代の過客。
旅行歳月