上海灘(シャンハイタン)

mklasohi2013-11-11


上海に暮らして早や2カ月以上。
特に旧フランス租界にすめば、環境もよく散歩も素敵、お買いものも便利…と幸せ感を感じつつ、

先週は美容室に行って、まるでホストのような美容師さんから、代金をぼられる体験をしました(トリートメント158元…あとになって6本だからいくらといった具合)。
ここは上海灘、外国生活はあまりに気楽に考えていてはいかんと思った次第です。
それでも、まぁ命に別条なし、生かせる教訓があればよしでしょうか。

私の部屋は、古い割に大家さんの話しでいえば、1958年当時の有名な設計会社の設計、機密性がいいのか小型のストーブでも足元があったかく、部屋もそこそこ暖められ、エアコンは使わずに済んでいますし、公安の裏なので安全。その前は緑あふれる公園。朝は体操をしている人たちも見かけます。

戻って、土曜日はまるで9月のような暑さでした。
上海外大で日本語教育と日本文化研究シンポジウムを聞き、武漢時代の教え子の発表も聞きました。私と入れ替わりのように、母校に戻り教鞭をとっています。ちょうど8年半前の学生で、院生時代も教え、この発表もちょっとその時のことが背景にあり、嬉しく思いました。

易中天の「読城記」、つまり都市とその都市に生きる人について書かれた本の「上海」の項に、人々は上海をほめて言うときは「大上海」、不満を持って言うときは「上海灘(シャンハイタン)」と呼ぶと書いてあります。

昨日は、こちらの作家の方とも会い、興味深いお話をいろいろと伺いました。どんな人と出会うのかもいつも人生の大きな楽しみの一つです。
上海灘(シャンハイタン)も理解しながら、大上海といきたいですね。

写真は外大のある、虹口球技場近くで、
午前中通りすがりに、うーむ「誰かに似ている、誰だっけ」…、
帰りがけに、「あ、そうだ。あの人だ!」と。

西郷隆盛じゃなくって、
あの有名なワンコを連れた人ですよ(笑)