北京 青空、紺色、こんとん

mklasohi2013-08-30


29日北京着、28度。びっくりするほどの北京の藍天。タクシーの運転手さんに聞くと、このところ雨だったとか。

この運転手さんに行き先を告げるや、「どんだけ並んだと思うんだ、そんな近いとこ(30分)倍はもらわないと。100元よこせ、道がわからん」と。車は既に走り出したあと、夕焼け近い真っ青な空、湿気の少ない北京の爽やかな風に吹かれながら、ああぁ、中国に戻ってきたな。飛行機を降りたら始まる、こうした攻防。こんかいはどういくか、タクシー運転手さんの攻略法を考える。
目的地は、798芸術区。空港でゲットした、地図をもとにメーターがあるのにメーターどおりじゃないの?と反論…が、長いことまったという、言い分を聞いて、ま、ここは100元払ってあげるかな、と、心に決め始める。
5000円のところ1万円要求されているような、ものだけど、道を聞きに行き戻ってくる伯父さんの足元を見れば、黒の布の靴。老舎の「駱駝祥子」でてくる車引きの祥子や、昔の北京の写真の中で庶民が履いている布靴。楽な生活をしているわけではない。

今朝は寝巻がついていないホテルに泊まったため、ワンタンと豆乳の朝食後、近くの通りに買いに出た。
まずストッキング1足というと、新しい包装入りのを出してくれ、その上、目の前で開けて、「電線ないかしらべてあげるから」とストッキングに手を差し込んで念入りなチェック。ほらね、大丈夫でしょう、と言ってまた袋に入れて渡された。やや、固まっている私。つまり袋入りでも伝線した品物があるということ。確かにそれに近いことはいろいろ体験しているけれど。

寝巻はTシャツスタイルで、半額とあるので、じゃおいくらと聞くと、「いくらもやすくならないよ。40元」
元値が72元なのだから、半額というには計算が違うけど、これもまぁ我慢かな。


我慢するか、もうひと押しするか考える心の中の攻防線。一戦構えるときにはまたどの戦略でいくか、頭の中に参謀と相談しなくてはならない。これが、中国で暮らすということ。

アイフォンはチャージをしたものの、ネットにつながらないし、PCはワイヤレスのホテルでは問題がでるし…

とほほな問題をひとつひとつ、爽やかに?のりこえつつ
大和撫子?秋の中国を行く、です。