上海の数時間

15日、上海では「上海第一財経日報」記者に転身したYJ君に会いました。当初、新天地か美術館かというアイディアに、うーむ新天地も田子坊も、多倫もすでに2-3回行ったなぁ、と。するとYJ君、虹橋に最近オープンした高島屋に行きませんかと言うので。それいいかも、ということになり行ったのが「上海高島屋」(写真)。小ぶりのデパートです。昨年の日中の衝突の影響で、開業が遅れ、半月ほど前に「ひっそりしたオープンしたんですよ」と。

YJ君がしきりと、「日本のデパート」はこんな感じですか?と聞くので、品ぞろえ、質、ブランドは日本のデパートにあるもの+世界各地からという印象を受けましたが、雰囲気は日本の新しいデパートというより、武漢などにもあるやや高級デパートとそう違わない作り。中高所得者層がターゲットだそうです。
わたしは最上階から上海の街を眺めたいと思ったのですが、エスカレーターで登って行っても行っても屋上にはもたどり着けず、窓もないようでした。
レストラン街にはとんかつやさんなど、やはり日本の料理店が何軒も入っていて、レベルは高そうでした。地下食品売り場ではお刺身や切り身など、武漢ではなかなか見られない海の鮮魚が、東京のデパートと全く同じとは言わないものの、それだけでも、上海虹橋なら、日本とおぼ同じメニューが作れるでしょう。可愛い絵柄の小さい女の子のお茶碗なども売られていて、比較的若い家族の方の中国派遣生活があることを想像しました。
へび年のお飾りを見つけて一枚。 

周りに各国領事館があり、様々な言語が聞こえ、様々な皮膚の色の人ともすれ違う。武漢にはない「セブンイレブン」にお昼時とあって、ホワイトカラーの人たちがランチを買いにきて、そして、窓側に面した高いすに座ってパンなどを食べている。日本では雑誌立ち読みコーナーになっているあの窓に面する位置。。日本のコンビニも場所によっては、この窓テーブル、よさそうですね。
この日昼食は、上海高島屋のとんかつを食べたそうなYJ君に、数時間で日本に帰るのになぜわざわざとんかつ?とNGを出し(笑)、近くの台湾料理のお店に行きました。私の意見にあらかじめYJ君が聞きこみで捜しておいてくれたお店へ。左から、スワンラ―タン、魚麺、カキ入り卵焼き。中国にはじめてきた日本人なら、わ〜と感激メニューですが、そのお味は台湾料理というより、YJ君と二人、「んー、思ったよりふつ―。その上自分で作れそう」でしたけれど、
数時間の上海滞在。これはこれで楽しかったですね。