誕生日

今日は上海へ行ったYJ君の誕生日。いつもつい忘れてしまうので今年はちゃんと手帳にメモしておいた。先週、北京から彼女が武漢に取材に来た時2人で、プレゼントをネットショップをチェックして送ったりもした。いつも過ぎてからしか気がつかなくてごめん、明るい大きなチェックの暖かい毛のマフラーを選んだ。

この7年、なんだかんだと現れてくれ、助けてくれた。愚痴も聞いてくれたし、問題を解決してもくれた。それぞれ、何がといちいち思い出すのも面倒なほどお世話になった。

昨年の暮、帰国前日、晩御飯でもといいつつ、取材が終わらずに来れなかったのでじゃ、また東京から戻った時にねと、いうと、「いいえ明日朝、迎えに行きます」と。飛行機は早朝8時発、間に合うよう迎えに来るには6時に大学につかなくてはならない。「そんなのいいよ。また戻ってくるんだから」、と言って電話を切った。

翌朝、真っ暗な冬の朝、5時半に電話がなった。「先生、もうタクシーに乗りましたよ。6時には着きます。」


野蛮とか腐敗とか、愛国教育とか、ほんとうに肩のこるほどいろいろあるけれど、こういう熱い気持ちを示してくれる人がいるうちは、中国を心底嫌うことはないだろうな、と思う。国と国も人と人とが始まり。
優しい人が好きなわたし。人にも優しくあろうとは思へど。


YJ君に送った「やなわらば−」の歌「唄の島」。
沖縄の海や暖かい風を感じることができるなんだか暖かくなるので、(●のところを押せば始まります)どうぞ聞いてみてくださいね。