南無 観世音菩薩・・・。

mklasohi2011-10-06

漢口にいる中国人の友達がお母様のところの集まりに誘ってくれた。武漢市友好協会の副所長をしている。私の数少ない「中国人の本当の友達」。ご姉妹、お母様、そして友人の友人、女性6人、お昼ごはんを食べ夕方近くまで、おしゃべりをし、そのあと、お友達のお宅に比較的近い、古徳寺を見に行った。

 仏教寺院でありながら洋の東西が混ざり合った不思議な建築物。清の光緒3年に建てられた漢伝仏教寺院で、インド・ミャンマーのアーナンダー寺院形式とインドパナワ?群塔型寺院であると、尼さんにもらったパンフレットにある。

孫文とも深いご縁があり、辛亥革命で戦った3000余名の烈士の遺体がその寺の裏に葬られ1912年の戦争終結後に孫文先生も慰霊に来られたとか、1954年に周恩来総理がインドのネルー総理とその娘さん一行を連れて参観したなどと書かれている。
写真は圓通宝殿。「その建築様式は、アーナンダー寺の模倣であるばかりでなく、独自の古典主義ローマ建築の表現をとりいれ、宗教の持つ神秘感を強調している。
…外は回廊式で、イオニア式の柱に、ゴシックアーチに上方に円形の飾り窓がある。
軒下部分は完全に東西の美の結合を表している…」と。

私って、宗教性より建造物の形のほうにどうも気持ちがいくタイプ。でも、屋根の上の仏様たちは文化混合による力をもって生きて参拝者たちを見下ろしているように感じました。
この一帯を門前・観光多国籍ストリートにする案が動いてもいるようです。中国は自然と歴史の原因からまだまだ観光資源の豊富な国だと感じます。
           
       
これなどご覧になると、そのまるで教会の様な建物であることを感じられるでしょう。
住所は武漢市江岸区黄埔大街工農兵路上。黄埔大礼堂の先、国賓大酒店を右に曲がって美術学校の近くです。
                


観終わって、お寺のそばには必ずと言っていいほどある「素食館(精進料理屋)」で夕食。いわば「がんもどき」中華なのですが、お店の構えから来る期待よりよかったです。途中で加わった、友人の友人の息子さん(日本語を勉強している)の相談にも乗り、夜は、江灘ちかくの友人の知り合いがマスターをしているオープンカフェ?で桂花茶を飲みゆったり。休日らしい日を過ごしました。 
インドにも行った友人から教えてもらったお祈りの仕方は「南無 観世音菩薩 ナムクワンシインプサァ」。


お母さまのお宅で葡萄酒で乾杯したときの愛すべき小さなカップも、アップしておきます。皆様の健康に乾杯!