波にゆられて

mklasohi2011-09-07

今週から授業が始まりました。
2カ月の不在の間にキャンパスの中にも変化が。「松柏摧かれて薪と為る、桑田変じて滄海となる」ではありませんが、
パン屋さんがちょっと高級な美容室になっていたり、お湯くみ場が、アップル社の試用センターになり、そして、「窓のお店」が「ドアのお店」へと」改造!懐かしきお湯くみステーション。05年の私の好奇心をかきたてたもの…新一年生はこれを知らずに育つのです!

「窓のお店」では、入店するとき回り込まなくてはなりませんでしたが、窓を広げて、そのまま入れる「ドアのお店」にしたようです。時代は動いて、店内もすこし広くなっていました。…うーむ(感慨)。


さて、授業では新学期吉例、前半の時間で日本で撮った写真を見せました。てんこ盛りながら大キーワードは「節電の夏」。落語の会場で配られた団扇の写真なども見せて説明。また、孫文梅屋庄吉のことなども。直前の日本の様子、私の夏休みを皆いつも興味深そうに聞いてくれます。

学生たちの夏は、いつも通り…のようでしたがそれでも変化が。家族で香港に行く予定だったとか、家族でフランス旅行に行く予定だったとか(@@)!
結局どちらも理由があって未然に終わったようですが、ほんの2-3年前まで、海外どころか国内旅行も行ったことがない学生が何人もいて、「いちばん思い出に残る旅行」というテーマで話が成立しないこともよくありました。その後、国内旅行をする学生がでてきて、あ~、旅をする学生も増えてきたと思ったのですが、この急激な変化の波。中国の経済成長が、教室の会話の中にも押し寄せているのです。
そういえば、この夏ヨーロッパ旅行をしてきた日本の友人が、特等席を中国の人たちが占めていたと言っていました。「赤いエコノミックアニマル」が世界に出没する時代。日本人がそうだったときは「メガネ」と「カメラ」がシンボルマークだったと思いますが、中国人の場合はなんでしょう?

新学期は、2カ月の不在の間の変化の波に乗って始まりました。