盛夏吉例

mklasohi2011-07-18

夕べは友人に誘ってもらって3人組みで「円朝祭」という落語会に行ってきました。
江戸から明治にかけて活躍した三遊亭円朝師匠を記念しての恒例落語会とのこと。その作になる「牡丹灯篭」(柳家喬太郎師匠)や「芝浜」(柳家さん喬師匠)などの番組以外にも上方落語から桂米団治師匠の「蛸芝居」という落語があって、この「蛸芝居」という落語がアニメ的でもあり蛸が逃げてくさまがシュールでもあり面白かった。上方落語との違いもよくわかりました。

会場・豊島公会堂は、今は「みらい座いけぶくろ」と呼ぶそう。1950年に建てられたものだそうで、なぜか1957年建築の武漢にある武漢劇院と同じ空気感を感じました。あちらはロシアの技術で建てられ、豊島公会堂は昭和の気配なのに不思議。

「怪談牡丹灯篭」といえば、明代の「剪灯新話」の中のお話が元になっているといわれていますが、実は大昔のmk卒論は「雨月物語」で、中国古典のモチーフの影響を考えていました。
その頃は中国のお話は怖いというより不思議さの魅力に満ちていると、そんな風に思っていました。

団扇もついて、日本の夏の涼み方。