眺める

mklasohi2010-12-30

ことしも1年無事に終わろうとしています。
昨夜は今年の日本語学科忘年会(学芸会)でした。日本人の方々にもきていただき、自己紹介のお話や歌ってくださった歌にみんな耳を傾けていました。
学生の日本語劇は2年生は中国古典劇「ムーラン」、一年は「白雪姫」。一年生がはっきりと大きな声で演じてくれました。
それから、今年は初の「小噺」プロジェクトの挑戦。座布団と扇子がなくて残念でしたが、出囃子を使って観客の集中力を高め、楽しい出し物になりました。

ふと2年前の主役を演じた学生がきていることに気づき、そばに座った。
「早いねぇ…」。彼女たちはもう4年生。あと半年もすれば卒業していく。
「早いですねぇ」。

同じく思い浮かぶ遠い冬の日の鮮やかな時間。賑やかな会場に見える音のない別の舞台。一人ひとりの心に鮮やかに蘇るものがあること。
そんなことが一番大事なのかなと、そんなふうに思えた瞬間でした。


さて、今日は午後の便で東京に戻ります。水仙の花があすにも咲きそうなのですが…それは4日の楽しみに。

賑やかな一年を過ごして、静かな水面を眺める。そういう時間が一年の終わりにほしいものですね。

皆様よいお年を!