明月を見上げる心

ご心配のメールを何人かいただきましたが、明日は中秋節、とりあえず、そんな雰囲気のほうが濃厚な私の周辺です。土曜に代講を頼まれたため私は今日から中秋節4連休です。

 昨日外事処(大学の国際交流センター)から外国人教師に月餅が配られた。やはり半分ぐらいは箱代かなと思える立派すぎる箱。中は布張り、外は蓮の花の美しい浮き彫り(ラマダホテルの玉満堂)。
華美な包装は環境保護の意味から禁止のお達しが政府からでて、ことしは割安になった!とニュースでやっていたはずですが、やっぱり豊かさは見栄えを要求するようです。

また、海外にいる親戚家族のためには国際便で月餅を送るようですが、今年は各国からかなり厳しい基準が示され、郵送禁止の月餅もあるそうです。たとえば台湾では牛肉入りの月餅とか。

中秋節の心は、家族円満。月を見て家族仲良く過ごすという心。異境にある人は月を見て、家族を思う心。李白の「頭を挙げては山月を望み. 頭を低れては故郷を思う」ですね。
それだけに、船員の拘束は中国人の感情に訴えるものがあることになりますが。

それはさておき、いただいた月餅はやっぱり美味しい。カロリーがきになりつつ、朝ごはん代わりにいただきました。

明日からはぐっと(10度ぐらい)気温が下がって、武漢では残念ながらお月さまを見ることができないという予報です。
その場合は、雲の上の名月、心の明月を楽しみましょう。