窓のお店

mklasohi2010-04-13

窓のお店の前を通ったら、窓は4つあって、その一つがお店でした。

昼間の写真を撮っていると中から男の人が出て来て、
どうして写真をとってるんですか?
「あ、日本にはないお店だからです。」え?日本人なんですか、うちの奥さんは味千ラーメン(日本式ラーメンのチェーン店)で働いていたんですよ。ま、中に入って見てってくださいよ、となった。

横にある家の入口から中に入ると、若い女の人がにこにこ迎えてくれた「いらっしゃいませ」。カタコトの日本語。
「子どもが買う5角(7円)の駄菓子を中心にしています。小学校が近いから。
日本にも学校の傍にこんなお店がありますか?」
「ええありますよ。文房具のお店とか」

小学校は50メートルも離れていない。子どもたちが、1元を持ってお菓子を選ぶ姿を想像すると何か楽しい。
しかも、2人は餃子夫婦(笑)…じゃなくて、新婚さんなのだそうだ。荷物にまぎれて後ろのベビーカーの中に赤ちゃんがすやすや眠っている。
棚の後ろの、2畳ぐらい空間が3人の家。夜は、窓をはめて寝るそうです。

私は、5角の梅のお菓子と5角の女の子用おまけお菓子と2元9角の洗剤、それから紅茶のティーバックを買った。するとティーバックはプレゼントしますよと言ってくれたけど、「いいえ、お店の売り物ですから買いますよ」といってお金を払った。


中国の小売のお店でおまけをしようと申し出てくれることはめったにないから大変な好意だ。
5角を重ねる商売。大変かもしれませんが、赤ちゃんのためにも商売繁盛をお祈りします!