大地の歌

冷蔵庫を通り越し冷凍庫。今日は湖北省内でも雪が降り、大地は秋を忘れて凍えている。

昨日まで私の住まうゲストハウスには暖房がなく頭が重くなってさえいたが、今日からやっと暖房解禁で幸せ。(学生の寮にはずっと暖房がなくて可哀想ですが)。そして雑炊を作って食べて完璧ほかほか。今週は1年生の学生たちも授業にもだいぶ慣れてきて、楽しく勉強してくれ、この調子!と一息。
今夜は、実は歌の稽古日なのですが、火の気のない練習場へやっと暖かくなった部屋から向かう勇気が持てず、なぜか「大地の歌」を聞きながら、本を読むことにしました。
マーラー「大地の歌」李白や孟浩然などの詩を題材に取って、書かれと言われている。
こちらには解説(中国語)があり(取られた詩は異説もあり)、本来ならマーラー9番目の交響曲であるが、ベートーベン、シューベルトドボルザークとそれぞれ交響曲第9を書いて亡くなったため、縁起が悪いと嫌って「大地の歌」としたと有ります。それでも、初演のときにすでにマーラーは亡くなっている。最終楽章の名前は「告別」。
逃れられないものを知っていたのか…。暖かい部屋で聞く、そんな曲。
人生には春もあって夏も、そして秋も冬もある。


寒さに比例してみかんも甘くなってきましたね。武漢は明日の朝は気温1度の予報です。
皆さま、どうぞご自愛ください。