天の将に大任を…


先日のインタビューもキャンパス放送で流れたようだが、なにかと発言を求められることも多い学期末、実は苦手だが仕方ない。
おとといは午前は1年朗読コンテスト、昼食事会、そのあと2年生の新聞最終チェック、夜は卒業生を送る会が11時近くまで、成績表提出もあって4時間睡眠だった。今学期残す仕事は院生のレポートをみて成績をつけるのみ。これも一仕事だけれど。
今週、今年の卒業生に送った言葉は2つ。一つは「いつも心に太陽を」(笑)、そしてもう一つは、「天の将に大任を斯の人に降さんとするや、必ず先ず其の心志を苦しめ、其の筋骨を労せしめ…」という孟子の言葉。つまり、天が大いなる任務をその人に与えようとするとき、必ずその前にその人の精神を苦しめ、身を苦しめ、飢え、困窮させる。試練が人を作り、事業がなされるようになるということ。ヨブ記をも通ずる。
こんな言葉を思ったのも、金融危機で仕事が決まっていない学生もいるからだ。将来、ほかの学生も身を切られるような苦しみに遭遇しないとも限らない。そのときは思い出して乗り越えてほしいと願う気持ちだ。
朝CCTV2の「第一時間」というニュースをよく見るが、若者の起業の成功例を流していた。政府も起業に補助を出したり奨励し、説明会を開いたり。それはつまり大学生の就職が厳しいということの裏返しだ。中国型報道はよく言えば楽観的で、明るい面を強調し目くらましのようでもある。が、13億が生き抜いていくにはきっとそんな希望が不可欠なのだろう。
今朝は、偶然、易解放さんの番組もやっていた。易さんまたお目にかかりたいですね!