洗濯

今日はオープンキャンパスデー。朝早くから、高校生たちや、受験を終えたばかりの高校生の一家や、親戚の人まで学校内にやってきて、どこに志望を出すか参考にする毎年恒例の行事。
日本人教師が<期待>される役割は実はけっこう多い。今日は、ハイ、浴衣を着て招き猫。日本語科の宣伝に相務める。
今年はありがたいことに着付けを武漢大学留学生の唐獅子さんが手伝ってくださった。しかも忍者の衣装などもご持参。和服が似合う美人なれど中国武術がお得意の唐獅子さん。武漢の留学生は武術をやっている人も多い。

最高気温34度。衣装を着て嬉しそうな学生も暑いと汗だく。私も写真をパチパチ撮られ、インタビューもいくつか受けた。中国語でお願いしますということでレコーダーが伸びた。

「日本語を学ぶ学生さんが増えて嬉しいです。みなさんが日本や日本文化、日本人をもっと理解してくれることを望んでいます」


家に戻って、シャワーを浴びて洗濯をする。さっぱりお気に入りのTシャツに着替え、素の自分に戻って、一つ一つしわを伸ばして、干していく。
傾きかけた夕日と暑さの残る風。
洗濯と風。

忍者の衣装、お返しする時には唐獅子さんにお礼をしたいと思う。